自粛生活もそろそろ限界、年末は豪勢に過ごしたい
この状況下でクリスマスを迎える店やホテルとしては、去年よりも少ない客数で同等の売上を狙わなければならない。単純計算すると、仮にクリスマスの集客数が半分になるならば、一人当たりの単価を倍にしなければ去年と同じ売上を維持できないということだ。店舗としては、単価を倍にしても顧客に受け入れられるサービスへと高めていく考えが求められる。
そして、サービスを高める糸口となるのがデジタルである。デジタルテクノロジーを活用し、普段では体験できないような非日常のサービスを提供する。またはデータを蓄積し、顧客一人ひとりに合ったOne to Oneのサービスを提供することで、心に残るクリスマスを演出していくのだ。
顧客側としては、特別な演出が待っていると思えば、店やホテルで過ごすクリスマスを選択したくなるだろう。顧客を引き込むことに成功しそうなビジネスアイデアとは、どのようなものだろうか。
前回と同様、「従来のクリスマスの楽しみ方」と「今年のビジネスチャンス」を掛け算したマトリクスを使って、アイデアを創出した。このなかで、今年特に注目したいアイデア(図内のオレンジ色の文字)について、具体的な内容をご紹介していく。