ソフトバンクグループの未来を切り開く群戦略
ソフトバンクは元来、インターネットとともに成長し、ブロードバンドのサービスを提供してきた企業であった。2006年にボーダフォンを買収し、通信キャリアとしての歩みを始めた当時は新参者という印象が強かったが、今では多くの人がソフトバンクのメインビジネスは通信キャリアだと認識している。それほどまでに、通信キャリアとしてシェアを獲得することは、世の中に対する影響が大きいということだ。
以前の記事でもお伝えしたことだが、やはりこれからの大経済圏を構築していく筆頭候補は通信キャリアといえるであろう。
参考:THE21オンライン「迫りくる大経済圏時代 最有力候補である通信キャリア「SRAD」の動向を読み解く」
そして現在のソフトバンクは、ビジョンファンドとしての一面が大きく顔を出している。孫正義会長兼社長は“群戦略”と表現し、グローバルで多くの企業と手を組み、エコシステムを形成している。