ついに日本に上陸したGoogle Home
ITビッグ5のうちGoogle、Apple、Microsoftなども参入し、音声アシスタントの機能を持つAIスピーカーの市場は盛り上がりを見せている。「Amazon Echo」の独占を阻止すべく対抗策を打ち出しているが、まだまだその差は大きいというのが現状だ。
一方、日本では2017年10月6日にグーグルが先んじて「Google Home」の発売を発表し、市場に導入され始めた。アマゾンも「Amazon Echo」の発売を2017年11月8日に発表したが、消費者の手に届くまでまだ少しの猶予がある。Googleがここで一気に日本でのシェアを伸ばすことができるかが見所だ。
私自身も「Google Home」を購入して試してみたが、まず感じたのはさすがGoogleのAI技術は高性能だということだ。音声認識の精度が高く、ほとんど聞き間違えることがない。少しうるさめの居酒屋の中でも実験してみたが、周りの雑音に邪魔されることなく問いかけを正しく聞き取ってくれた。呂律の回っていない酔っ払いの問いかけに関しては、さすがに例外であったが。
また、スピーカーの音質の良さも特徴的だ。発売前の評判通り、音楽スピーカーとしての用途も大いに期待できる。「Google Home Mini」は音質が劣るとされているが、こちらは家庭に複数台置く場合の用途を想定されているからであり、音楽を聞く際の音質を求めるのであれば、「Google Home」を選択しておくと良いだろう。