何気ないスマホ操作から一気に購入まで完了させる新たな消費行動
何気なくスマホを操作する時間が増え、移動中や就寝前などの隙間時間をインターネット上で過ごす人は多くなった。SNSやECの普及によって、気になった商品はいつでも情報を取得できるし、購入まで済ませることもできる。このような背景から、AIDMAやAISASといったマーケティング用語で説明されてきた「顧客が興味を抱いてから、じっくりと購入に至る」というカスタマージャーニーが当てはまらない消費行動が増えているのだ。スマホ操作中に、たまたま見つけた知らない商品であっても、デジタルネイティブ世代は興味・関心を持てば購入をいとわない。購入前に、リアル店舗で商品を手に取って確認する必要などないのだ。インターネット上で商品を見つけ、ECアプリを開き、購入まで済ませてしまうことに抵抗がなくなってきている。