NATOと揶揄される日本 ビジネスパートナーとしての不安
しかし、「ビジネスパートナーとしてはどうか」、と聞くと一転して、答えに窮する人が非常に多かった。とある人からは、NATO(No Action Talk Only、つまり口だけで、具体的な行動に繋がらない、の意)、と日系企業を揶揄する言葉があることを教えてもらった。その人も日系企業の部長クラスと繋がったと最初は喜んでいたが、いくら提案しても判断を先延ばしにされ、苦い思いをしたそうだ。
NATOとなってしまう根本的な原因の一つには、出張の目的意識に海外とは乖離があると感じる。日本企業にとって、Expoへの出展や参加はどこか本業の二の次な雰囲気があり、プロモーションまでをゴールにしている印象だ。事業創生・拡大の場と捉える人は少ないのではないか。まして、海外に出向くことは、特権やご褒美のようなイメージが根強く、実際そうであるケースも少なくないだろう。
では、Expoで同盟を加速し、事業貢献の場へと昇華させるためにはどうすべきなのか。
Expo参加の心得は3つある。