手段が目的化しているアジャイル“導入”
弊社もクライアントから、アジャイルに関する相談を受ける機会が年々増えているが、アジャイル開発を始めるためのプロセス作りやツール導入が目的化しているケースが多いことを危惧している。経営層からの「アジャイルを“導入”せよ」という号令のもと、ScrumやXPなどのフレームワークを開発プロセスへ当てはめることに躍起になっている企業は、今一度アジャイルに取り組む目的を整理した方が良い。
*VUCAとはVolatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字をとった言葉で、現在のビジネス環境を表す言葉としてよく用いられる。