新たな体験価値に挑戦し続ける任天堂
任天堂の株価が好調だ。2016年7月の「ポケモンGo」のリリース後に起きた、老若男女を巻き込んだ一連のフィーバーは記憶に新しい。それ以降もNintendo Switchが品不足になるほど人気となり、10月発売の最新作「スーパーマリオ・オデッセイ」は発売後3日で200万本の販売を記録した。据え置き型ゲーム機向けの作品としては数年ぶりのスマッシュヒットになるだろう。
スーパーマリオシリーズは誰もが知るように、任天堂を代表するフラッグシップタイトルであり、マリオはキャラクターとしても世界的に認知されている。リオオリンピックの閉会式を思い出した方もいるだろう。その上で、任天堂にとってのマリオシリーズは、数々の実験的で野心的な取り組みの舞台でもある。初代のスーパマリオブラザーズでは、左から右に向かって流れるステージの中で「ジャンプする」というアクションに様々な意味を持たせていた(ブロックを叩く、敵を踏みつける、穴を飛び越える……etc.)。当時としては画期的で斬新なユーザーインターフェイス(UI)であり、「とにかくジャンプしているだけでも楽しいアクションゲーム」という顧客体験(CX)を提供していたのだ。
今回のスーパマリオ・オデッセイでは、従来のジャンプアクションとしての要素を押さえつつ、新たにマリオのトレードマークでもある帽子を使ったパズル要素の強いアクションを導入してCXを進化させている。新しい作品が出るたびに、従来のシステムの延長線上にはない、新たな体験が用意されている。基本を押さえて、ユーザーの期待値に正しく答える「さすが」のCXである王道のジャンプアクションと、ユーザーが思いもしなかった「まさか」のCXである帽子をつかった謎解きアクションの両方を兼ね備えているからこそのビッグタイトルなのだ。
スーパーマリオシリーズは誰もが知るように、任天堂を代表するフラッグシップタイトルであり、マリオはキャラクターとしても世界的に認知されている。リオオリンピックの閉会式を思い出した方もいるだろう。その上で、任天堂にとってのマリオシリーズは、数々の実験的で野心的な取り組みの舞台でもある。初代のスーパマリオブラザーズでは、左から右に向かって流れるステージの中で「ジャンプする」というアクションに様々な意味を持たせていた(ブロックを叩く、敵を踏みつける、穴を飛び越える……etc.)。当時としては画期的で斬新なユーザーインターフェイス(UI)であり、「とにかくジャンプしているだけでも楽しいアクションゲーム」という顧客体験(CX)を提供していたのだ。
今回のスーパマリオ・オデッセイでは、従来のジャンプアクションとしての要素を押さえつつ、新たにマリオのトレードマークでもある帽子を使ったパズル要素の強いアクションを導入してCXを進化させている。新しい作品が出るたびに、従来のシステムの延長線上にはない、新たな体験が用意されている。基本を押さえて、ユーザーの期待値に正しく答える「さすが」のCXである王道のジャンプアクションと、ユーザーが思いもしなかった「まさか」のCXである帽子をつかった謎解きアクションの両方を兼ね備えているからこそのビッグタイトルなのだ。